2020年5月28日
小山田緑地の田んぼ周辺の生きもの
6月の田植えに向けて、地元に住むボランティアの方々が、田んぼで“代かき”を行いました。谷戸の水で潤う田んぼでは、カエルが一斉に鳴き、より一層のにぎわいをみせています。今回は、初夏の田んぼの周辺でみられる生きものを紹介します。
※駐車場・遊具の利用を再開していますが、引き続きマスク着用の上、社会的距離を確保してご利用いただきますようお願いいたします。
ニホンアマガエル
雨が降りそうな湿った天候になると、“クワックワッ”と鳴き始めます。目の周りに黒い線の模様があり、シュレーゲルアオガエルとの識別ポイントになります。
シュレーゲルアオガエル
田んぼの周辺でコロコロ…と心地よい声で鳴いています。5~6月は産卵期を迎え、田んぼや畦の泥土の中で、泡状の卵塊(らんかい)を産みます。
サワガニ
水がきれいな沢や小川などに生息します。多摩丘陵では、青白い体色の個体が目立ちます。
カルガモ
田んぼの近辺で、仲が良さそうに2羽で行動しているところを頻繁に見かけます。先の黄色いクチバシで田んぼの中の雑草などを食べています。
代かき
6月の田植えに向けた準備作業です。鍬や足踏みで泥土を柔らかくほぐし、稲苗が植えやすいように“とんぼ”という整備道具を使って、平らにならします。