2018年9月13日
小山田緑地の9月初旬の実
9月も第2週に入りました。この頃は吹く風も涼しくなり、秋の訪れを感じます。秋は気温が下がり、散策が心地良く楽しめる季節でもありますね。
さて、今回は現在見られる植物の実を紹介します。
ホオノキの実
大きな葉が特徴的なモクレン科の樹木です。サービスセンター近くでも見ることができますが、梅木窪分園のつり橋のそばに生えているホオノキはつり橋の上から間近で観察することができます。大きく派手な色の実なので遠くからでもすぐ見つけることができます。
ヌスビトハギの実
マメ科の多年草で、葉のわきから花序を出し淡紅色の花と節果をつけます。写真はつり橋の近くで撮ったものですが、他にも雑木林ふちの園路沿いに多く見られます。和名の由来として節果の形が忍び足をした時の足跡に似ているからという説もあるそうです。近くでよく見てみると節果の綺麗な模様を楽しむことができます。
ヤブムラサキの実
枝と葉にあるふさふさとした毛が特徴的な里山で見られる低木の一種です。葉の下に付いた実が紫色に色づくのはもう少し先のようですが、現在のような毛に覆われた実もかわいらしいです。写真は梅木窪分園の尾根道のヤブムラサキです。この近くには同じシソ科ムラサキシキブ属のムラサキシキブも生えているため、併せて観察することができます。
カラスウリの実
5センチほどの実を吊り下げるウリ科のつる草です。写真は梅木窪分園の野草園付近の尾根道で撮ったものですが、他にも園路沿いの開けた所で多くみられます。こちらも赤く熟すのはもう少し先のようですが、現在の熟す前の実もミニチュアのスイカのようでかわいらしいです。熟すまでの色の変化を観察してみるのも面白いかもしれません。