2018年4月19日
小山田緑地の4月中旬の動植物
4月も中旬になると、木立の中からシジュウカラやヤマガラ、ウグイスなどのさえずりが盛んに聞こえてくるようになりました。冬鳥のツグミやツミなどが大きな群れになり北帰行の準備をしている一方、キビタキやヤブサメなど夏鳥の声も聞かれます。水辺ではシュレーゲルアオガエルの声も盛んに聞かれるようになりました。季節はちゃんと巡っているんですね。
そんな小山田緑地から小さな生き物をご紹介します。
ヘビイチゴ
春になると5弁の黄色い花を咲かせます。ついこの間まで咲いていたなあと思っていたら、もう、結実しているものがありました。早いですね。日当たりの良いやや湿り気のある草地などで観察できます。名前の由来はヘビがいそうなところに生えるからといわれています。毒はありません。
フジ
梅木窪分園のつり橋を渡っていると、ほのかに甘い香りが漂っていました。ふと顔を上げるとそこにはフジの花が、もう咲いていました。園内のあちらこちらで淡い藤色の花は林のふちの高い所にこれから見られるようになることでしょう。
コガタルリハムシ(幼虫)
足もとに目を向けると、ギシギシの葉の一部がレースのようになっています。裏側をみると黒いコガタルリハムシの幼虫がたくさんついていました。どうやらレースはこの虫たちが作り出したもののようです。
ベニシジミ
こちらの足もとにはベニシジミがいました。日中、低い場所を活発に飛び回り、草の上や地上などによく止まる行動がみられます。タンポポ類やヘビイチゴ、レンゲなど各種の草本の花に訪れます。幼虫の食草はスイバ、ギシギシなどタデ科植物です。
~武相マラソン(4/29)に伴う周辺道路の通行止めについて~
4月29日(日・祝日) 8時45分~12時00分ごろまでの間、武相マラソンのため周辺道路は車両通行止めとなります。
ご来園の際は時間帯にお気を付けください。