お知らせ

2021年2月 8日

武蔵野(むさしの)中央(セントラル)公園(パーク)の住人たち Vol:1

武蔵野中央公園では、人目を惹く色鮮やかな花、ひっそりと咲く花々や、木々を求めて虫たちが集まってきます。また、鳥たちも季節がめぐるとやってきます。
四季折々、公園の職員が気づいた「住人達」の日々の様子を紹介します。


フクジュソウ【福寿草】


早朝、氷点下まで下がることも多い厳寒の中、フクジュソウが目覚めました。
キンポウゲ科の花でアネモネやシュウメイギクの仲間です。開花の季節が違うので見比べるのは難しいのですが、中心部の形が似ています。春のアネモネ、秋のシュウメイギク、そして早春のフクジュソウ。出合った時に記憶に残し、ぜひ比べてみて下さい。

旧暦の正月(2月初旬頃)に咲くことから「ガンジツソウ【元日草】」の別名も。さらに「福」と「寿」がつくことから、昔から縁起物として人々に愛されてきました。スイセンやソシンロウバイ、ツバキなどと共に冬の公園に彩りを添えてくれる、貴重な花です。

この花は、太陽の光が大好きです。注意して見ていると、花が開いているのは陽が射している時だけであることに気づきます。寒い季節、つかの間の暖かい時だけ咲き、陽が翳(かげ)ると閉じる、まさに「春を告げる花」らしい性質です。

花が終わった後は、ニンジン葉のような細かい切れ込みのある葉をめいっぱいに伸ばします。そして光合成をおこない、翌年の開花のために栄養を蓄えます。夏ごろには葉っぱも枯れて、その場所には何もなかったかのように消えていきます。花を咲かせるために、人知れずひっそり生存戦略をしているのですね。

小さくても壮大な花の物語に思いを馳せて眺めると、さらに心に残るような気がします。


公園正面口「風とおさんぽガーデン」に、小さく芽吹いています。ぜひ春を探しにいらして下さい。

武蔵野中央公園200207フクジュソウ (2).JPG

ページの先頭へ戻る