お知らせ

2019年9月 6日

~R元年度 第6回 日曜日自然教室 実施報告~

代々木公園ボランティアでは、第一日曜日を中心に
日曜日自然教室を開催しています。

1 日時

2019年9月1日(日) 午後1時~3時

2 テーマ

樹木環境のための土壌の役割―土壌は生きている

3 講師  東京農工大学名誉教授 生原喜久雄

4 内容

9月になったばかりの日曜日、まだまだ蒸し暑い中、
植物にとってまさに必要かつ基本的な「土壌」につい
ての興味深い話でした。

まず、土壌の定義、生成要因について説明がありました。

母材(岩石)があって、それに①地形②気候③生物と
いう要因が時間をかけて生成していくもの、そこには
生物の死骸が必要であり、未熟な段階から成熟へと
まさに「土壌は生きている」ということが重要です。

次に土壌を構成している、①固相(土の部分)②気相
(空気、間隙)②液相(水分)の割合が多種多様な土壌
を作り上げています。

森林、草原などにおいては、落葉等による土壌生成物が
作成され、土壌動物による分解される「物質循環の仕組
み」が、うまくできていることが強調されました。

また、代々木公園においても、林の中の落ち葉を全部
きれいに清掃することなく、清掃部分を交代させなが
ら、落葉の除去していく方が良いのではないか、
と述べられました。

その後、フィールドに出て、落葉が土壌に表層に供給
され、循環していることや「公園ボランティア園芸班」
の作成している「堆肥」と花壇に入れる予定の「黒土」
を実際に見て、触って講義の内容をおさらいしました。

一般参加者  4名  ボランティア 8名

パワーポイントでの解説9.1.jpg パワーポイントでの解説
落葉など物質循環についれ.jpg 落葉などの物質循環について
堆肥と黒土の観察.jpg 堆肥と黒土観察

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