2019年4月27日
日本庭園内枯滝・州浜の景観が美しく蘇りました①
旧古河庭園では、日本庭園内心字池の枯滝・州浜の補修工事を約10年ぶりに行いました。
文化財庭園の管理とは、いかに当時の作庭者の意図をくみ取り、元の景観に近づけながら美しく維持していくかということです。
当時の写真や資料を探したり、有識者の方々のご意見をいただきながら
試行錯誤し、ついに七代目小川治兵衛の目指した往時の景観が蘇りました。
この作業は旧古河庭園だけでなく、浜離宮恩賜庭園、小石川後楽園、六義園、清澄庭園、殿ヶ谷戸庭園の庭師も集まり、次世代へ文化財とともにこの技術を伝承していくという意味合いも込めて行われました。
枯滝の作業前後の写真は
こちら。
ぜひ旧古河庭園へいらっしゃった際にはバラ園の先にある日本庭園にも足を延ばし、生まれ変わった枯滝から州浜への流れをご覧いただければと思います。