お知らせ

2019年12月 1日

庭のお手入れ【11月】

浜離宮恩賜庭園では、職員が園内のお手入れをしています。
11月に行いましたお手入れの一部をご紹介いたします。



★★★コモ巻き★★★
霜降を迎え冬支度を始めました。
冬支度第一弾として今年は御茶屋群周辺にコモ巻きをしました。
これは昔ながらの害虫駆除方法で、冬眠に入る虫をコモの中に閉じ込め越冬させ、来年の啓蟄までにコモを取り外します。






★★★雪吊り★★★
松の御茶屋周辺にある松に3本の雪吊りが立ちました。
雪吊りとは、枝に積もった雪の重みで枝が折れないように設置されたものです。
近年、庭園では枝が折れるほどの積雪被害は少ないですが、冬の風物詩として楽しんで頂けるように設置しています。

帆柱
柱の頭に内藤縄を取り付けて編みこんでいきます。

柱の中心からずれないように力を均等に加えて編み込まないと形が崩れてしますのでとても難しいです。
最後にシュロ縄で飾り結びをして完成です。






製作した帆柱3本を松の御茶屋周辺にある松に設置しました。
柱を真っすぐ立てるのに私達はある物を利用しています。
それは…周囲にあるビル(建造物)です!
ビルと柱が平行になっているか交互に確認し、柱が動かないように結束し固定したら帆柱の設置完了です。


11月10日には伝統技能見学会「雪吊り見学会」を行いました。
職員が雪吊りの解説、縄の結び方を実践しながらわかりやすく解説いたしました。









★★★藁すぐり★★★
霜除けや門松の材料として使われる藁の下準備「藁すぐり」をしています。
「藁すぐり」とは、本来、藁の余分な袴を取り除く道具のことを言いますが、その道具は今はほとんど使われておらず、藁の袴を取り除くことを言います。