お知らせ

2013年12月24日

鴨場について

info20130228_02813.jpg 小覗(このぞき)
info20130228_02814.jpg 引堀(ひきぼり)
info20130228_02815.jpg 元溜り(もとだまり)
浜離宮恩賜庭園には鴨場の施設があります。
この施設は江戸時代の後半につくられ、11代将軍家斉は大いに活用しました。幕末から明治の初め荒廃しましたが、再整備され昭和19年まで使われました。
現在、鴨場の施設が見られるのは全国で5箇所しかないとのことですが、東京では浜離宮恩賜庭園のみです。
来園された折はぜひご覧ください。
鴨場が利用されたのは冬鳥が飛来する晩秋から翌年の春先まですが、以下のように鴨等を獲りました。
 
①元溜りにはおとりのアヒルが200羽あまり放されていました。
 秋から冬にかけて野の鴨が元溜りにおりてきます。
 
②板をたたく音が響き渡ると、餌が引堀に蒔かれます。
 餌が食べられるので、アヒルが引堀に入ってきます。
 アヒルの後を野の鴨も後をついてきます。
 野の鴨はアヒルの後をついていくという習性があるのです。
 必要な数が入ったら、引起し網で引堀の入口を閉めます。
 
③小覗で鴨の様子を確認し鷹匠やお客様に手信号で知らせます。
 
④鷹匠とお客様は引堀をはさむようにして配置につきます。
 
⑤小土手に片足をかけ、びっくりして逃げようとする鴨を叉手網(さであみ)で捕獲します。
 
⑥叉手網をかいくぐって逃げる鴨は鷹匠が放った鷹が捕らえます。
 逃がすと、この元溜りが危険なところであることを仲間に知らせてしまうので、
 鷹の役割はきわめて重要でした。
 *アヒルは板をたたく音で引堀に入ってくるよう訓練されています。
 *大覗には元溜り周囲で水鳥を狙っている野生の鷹を捕獲するための仕掛けがありました。
 *鴨場が使われた離宮時代は園内に鷹部屋や鷹師宿舎、鷹匠小屋、調理所などがありました。

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