石神井公園 見どころ

view00601.jpg

三宝寺池

かつて武蔵野三大湧水池のひとつであった。江戸時代には、いかなる日照りにも涸れないといわれ、昭和30年代頃までは、真冬でも池面が凍らない「不凍池」として知られて いました。しかし、かつての豊富な湧水も、周辺の市街化など環境の変化により、現在では見ることはできません。このため、井戸から地下水を汲みあげ、池を 満たしています。

樹林におおわれた池は、今も変わることなく、四季それぞれに美しい姿を見せてくれます。また、池のほとりにめぐらされた木道は、自然観察や散策にとても便利です。

view00602.jpg

沼沢植物群落

沼や沢などに生える植物の群落で、三宝寺池では浮島にある群落が昭和10年12月に、国の天然記念物に指定されています。ここには、氷河期にはすでに存在していた寒冷地植物のミツガシワをはじめ、カキツバタ、コウホネなどがあります。当時、約50種あった植物も、水環境の変化などにより様相が変わり、種類、個 体数共、減ってしまいました。

現在、大型の水生植物を刈り取り、カキツバタの成育を促すなど、この群落の回復を図っています。

また、水辺観察園でも、これらの水生植物を見ることができます。

花と鳥

三宝寺池の北の台地を中心にソメイヨシノが約170本、ヤマザクラが約70本、コブシが約140本あり、それぞれ季節に合わせて見事な花を咲かせます。また、水面に彩りを添えるカキツバタやスイレンの花も楽しめます。

冬枯れの季節には、オナガガモ、コガモ、マガモ、キンクロハジロなどの水鳥が飛来します。また、カルガモやカイツブリ、バンは、一年を通じて観察できます。

水鳥のほかには、カワセミ、アオジ、ウグイス、サギなどの野鳥も観察されています。

石神井城跡

室町時代に石神井郷を領有した豊島氏の居城跡が、三宝寺池の南側台地にあります。城は中世の平城で、池と川という自然の地形を利用して 造られたようです。豊島氏は文明9年(1477年)、太田道灌との合戦に敗れ、このとき城も 落ちました。今では、わずかに空堀と土塁の遺構が残り、往時を偲ばせています。なお、通常は文化財保護のため閉鎖しています

殿塚と姫塚

「道潅の軍勢に追われた豊島家当主の泰経は、家宝の黄金の鞍を載せた白馬にまたがり三宝寺池に身を沈め、娘、照姫も悲嘆のあまり、その後を追い池に身を投じた」という豊島一族の最後を語る伝説の一つが、殿塚・姫塚として残っています。

view00606.jpg

石神井池

かつては、三宝寺池から水路が引かれ、田圃が広がっていましたが、昭和8年、この水路をせき止め、池がつくられました。周囲の緑を眺めながらのボート遊びなど、開放的で賑やかな雰囲気に満ちています。

水辺観察園

ここは、大正9年に日本初の100メートルプールとして、三宝寺池の一部を切りはなして作られた場所であり、その後、釣堀になっていましたが、平成元年に水辺観察園として開設しました。かつての武蔵野の三宝寺池を再現するために、自然の環境の回復をはかっています。

公園を探そう