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小峰公園・小峰ビジターセンター

こみねこうえん・こみねびじたーせんたー

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レンジャーブログ

2020年06月30日

谷戸田の稲作 第3回「田植え」

小峰公園では、年間を通して一連の稲作を体験し、
”つくって食べる”よろこびを味わうプログラム「谷戸田の稲作」を
園内の谷戸田にて行っています。

第3回「田植え」は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のために残念ながら中止となりました。6月12日(日)及び6月16日(火)に「田植え」をビジターセンタースタッフと小峰公園ボランティアさんとで代行しました。今回はその様子をご紹介します。

① まずは苗取りです。

 4月に籾まきを行った苗代では、稲の苗が元気よく育っています。しっかりと苗代に張った稲の根を傷めないようにしながら、苗をスコップで掘り出します。

苗床には、4月に撒いた種籾の種の他に、苗床の土に潜んでいるヒエという雑草の種も芽を出して稲のような顔をしながら大きく育っています。ヒエを稲と間違えて植えてしまうと、稲にいくはずの養分がヒエにうばわれてしまいます。

②田んぼの中の1つの場所には稲の苗2~3本を植えます。そこで、あらかじめ稲の苗2~3本をまとめて1つのかたまりの苗束を作っておきます。こうすることにより、苗を植える作業がとてもスムーズに行えるようになります。

さきほどの雑草ヒエですが、稲の苗には節のところに、小さな毛が2本ツンツンと生えているのに対して、ヒエの節には毛が生えていません。これを取り除き、節に小さな毛がツンツン生えている稲だけを選んで、どんどん苗束を作っていきます。

③苗取りでたくさんの苗束を用意できたら、次はお待ちかねの田植えです。5月の代かきで平らにならされた田んぼの端から端に田引き紐(稲を植える間隔に目盛りがついた紐)を渡して、田んぼに入れば、田植えの準備完了。先ほど苗取りした苗の入った箱を田んぼに浮かべ、田引き紐につけられた目盛りのところに、苗を一束ずつ植えていきます。一列植え終わったら、田引き紐を後ろに30cmずらして、また印のところに一束一束、丁寧に植えていきます。

④田植えもだいぶ進んできました。田引き紐をずらして1歩1歩後ろに下がりながら植えていくので、平らだった田んぼには自分の足跡の穴ができてしまいます。足跡のところは、まわりの泥で足跡の穴を埋めて平らにしてから苗を植えます。前かがみの姿勢で、自分の足跡を埋めて平らにしながら、慎重に苗を植えていく作業は、けっこう重労働です。田植えが進むにつれ、お日様があたった田んぼの中の水はぬるま湯になり、まるで足湯のようにあたたかいのです。

⑤田植えが終わった田んぼです。

7月は、田んぼの手入れと生きもの観察。待ちに待った谷戸田の稲作が始まります。田んぼが皆さんを待っていますよ。(菅沼レンジャー)

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