お知らせ

2018年3月29日

桜ヶ丘公園の動植物情報

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3月下旬の野草の花4種と木の花4種
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3月も残りわずかの今、公園内の景色はすっかり春そのものとなって、草木の花は次々に開花しています。そこで今回は、たくさん咲き始めた花々の中から、野草の花4種と木の花4種をご紹介いたします。

なお、写真はすべて3月24日に撮影しました。
桜ヶ丘公園180324アカネスミレ連結.jpg 上:アマナ / 下:アカネスミレ

アマナ

公園に接している聖ヶ丘緑地の歩道脇のアマナの群落の中で、小さなチューリップのような形の花が咲いています。アマナはユリ科の多年草で、本州東北地方南部以南、四国、九州、奄美大島、国外では朝鮮半島、中国東北部に分布しています。背丈の高い草の生えない日向の草地、中でも春先に草刈りや野焼きが行われるような、里山的な環境に多く見られますが、現在ではそのような環境は大きく変化していて、見られる場所は少なくなっています。


アカネスミレ

山の越の園路に沿った草地の中で、アオイスミレ、タチツボスミレに続いて、アカネスミレがその名の通り赤味の強い色の花を咲かせ始めています。アカネスミレはスミレ科の多年草で、北海道、本州、四国、九州、屋久島、国外では朝鮮半島、中国、シベリアの低山や日当たりのよい林縁、林道の斜面、畑の土手などに生育しています。地上茎の無いスミレの仲間で、花は紅紫色、葉や花柄に毛が多いのが特徴です。
桜ヶ丘公園180324ウラシマソウ連結.jpg 上:ムラサキサギゴケ / 下:ウラシマソウ

ムラサキサギゴケ

アカネスミレが咲く草地の中で、ムラサキサギゴケが紫と白に染め分けた柄のある小さな花を群生して咲かせ出しています。ムラサキサギゴケはハエドクソウ科の多年草で、本州、四国、九州に分布しています。湿ったあぜ道などの日当たりのよい場所に生えていて、匍匐茎を伸ばして広がっていきます。別名はサギゴケですが、本種の白花種に限ってサギゴケということもあります。また本種と似た同属植物に一年生のトキワハゼがありますが、花は本種と比べるとずっと小ぶりです。


ウラシマソウ

大松山の中腹を通っているおもいでの道脇の草原の中で、ウラシマソウのちょっと不気味な色と形の花が咲き出しました。花と言いましたが、実はこれは仏炎苞というもので、この中に花穂が隠れています。ウラシマソウはサトイモ科の多年草で、本州、四国を中心に北海道と九州の一部に分布しています。また、性転換をする植物しても知られていて、比較的小型の個体は雄性となり、大型の個体は雌性になります。
桜ヶ丘公園180324ユキヤナギ連結.jpg 上:モミジイチゴ / 下:ユキヤナギ

モミジイチゴ

公園内のあちこちの林縁などで、モミジイチゴが鋭い棘を持つ枝に白い花を下向きに咲かせ始めています。モミジイチゴはバラ科の落葉低木で、北海道の胆振地方、本州の中部地方以北に分布しています。日当たりのよい荒地の道端などに普通に自生していて、高さは2mになります。茎には棘が多いため、群生地に足を踏み入れると棘でひっかき傷だらけになります。果実は5月ごろに黄色に熟します。


ユキヤナギ

公園内の園路際やあずま屋の前などに植えられているユキヤナギの細くしなやかな枝に、小さな白い花がびっしりと重なり合って咲き出しました。ユキヤナギはバラ科の落葉低木で、日本と中国に分布しています。中国原産という説もありますが、日本原産と考えられています。公園や庭先などによく植えられていますが、野生種は石川県で絶滅危惧Ⅱ類に指定されているなど、地域的には絶滅が危惧されています。
桜ヶ丘公園180324ソメイヨシノ連結.jpg 上:レンギョウ / 下:ソメイヨシノ

レンギョウ

ユキヤナギが植えられている場所のすぐ近くに植えられたレンギョウが鮮やかな黄色の花をたくさん咲かせ出していて、木全体が黄色に染まっています。レンギョウはモクセイ科の落葉低木で、レンギョウ属の植物の総称です。このグループには中国原産のレンギョウ、中国原産のシナレンギョウ、朝鮮半島原産のチョウセンレンギョウ、日本原産のヤマトレンギョウなどがありますが、この写真の公園内に植えられているものはシナレンギョウのようです。


ソメイヨシノ

桜ヶ丘公園の代名詞になっているソメイヨシノとヤマザクラの内、まずソメイヨシノが開花しました。ソメイヨシノはバラ科の落葉高木で、エドヒガン系の桜と日本固有種のオオシマザクラとの交配で生まれた園芸品種です。江戸末期から明治初期に江戸の染井村に集落を作っていた造園師や植木職人達によって育成されて、吉野桜として売られて広まりましたが、後にヤマザクラとは違う種であることが分かったため、染井村の名を取って染井吉野と命名されました。

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