お知らせ

2017年11月 9日

桜ヶ丘公園の動植物情報

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11月上旬の紅葉4種と果実4種
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11月となって季節は秋から初冬へと向かいつつある中、公園内の野草の花の姿はあまり見られなくなってきました。そこで今回は色づき始めた落葉樹の紅葉を4種と、成熟して色づいた木の実を2種、そして野草の実2種をご紹介いたします。

なお、写真はすべて11月6日に撮影しました。
桜ヶ丘公園171106ハナノキ連結.jpg 上:アカシデ / 下:ハナノキ

アカシデ

公園西中央口近くに生えているアカシデの葉が鮮やかな赤茶色に色づいてきています。アカシデはカバノキ科の落葉高木で、北海道南部、本州、九州、朝鮮半島に分布しています。樹形はケヤキに似た箒状に育ちますが、ケヤキほど大きくならず、秋には葉が美しく紅葉します。このため、雑木林の野趣を取り入れた庭を作りたい場合などには庭木として植えられることもあります。


ハナノキ

しょうぶ池の脇に植えられているハナノキの葉が真っ赤に紅葉してきました。ハナノキはムクロジ科(カエデ科)の落葉高木で、モミジの仲間ですので、ハナカエデの別名で呼ばれることもあります。また、このハナノキは日本固有種で分布域が非常に狭く、長野県南部、岐阜県南部、愛知県北東部の主に木曽川流域の山間湿地に自生しています。この他に長野県大町市の居谷里湿地にも隔離された形で分布しています。
桜ヶ丘公園171106イチョウ連結.jpg 上:モミジバフウ / 下:イチョウ

モミジバフウ

連光寺公園南側の出入り口付近に数本生えているモミジバフウの葉が紅色や橙色に色づいて青空に映えています。モミジバフウは北アメリカ中南部、中央アメリカ原産のフウ科の落葉高木で、大正時代に日本に渡来しました。現在では街路樹、公園樹として普通に植栽されていて、特に秋の紅葉が美しく、目を楽しませてくれます。この木の葉は最初の緑から紅葉が進むにつれてオレンジ→赤→紫と葉色が変化していきます。


イチョウ

公園内のあちこちに生えているイチョウの葉がだんだん黄色に色づき始めていますが、とんぼの広場のイチョウの葉はすでに鮮やかな黄金色に染まっています。イチョウはイチョウ科の落葉高木で、中国原産の裸子植物です。このイチョウは広葉樹・針葉樹の区分では広葉樹に当たりそうですが、むしろ特殊な針葉樹に分類されるもっとも古いタイプの樹木です。イチョウ科の植物は氷河期にほぼ絶滅していて、イチョウは唯一の現存種です。
桜ヶ丘公園171106ピラカンサ連結.jpg 上:ガマズミの実 / 下:ピラカンサの実

ガマズミの実

大谷戸公園前や駐車場入口などに植えられているガマズミの実が深紅色に色づいています。ガマズミはレンプクソウ科の落葉低木で、北海道西南部~九州の日本と朝鮮半島の丘陵地や山地に自生しています。花期は5~6月で白い花を咲かせて、晩夏から秋にかけて赤く熟した果実は食用になります。最終的に晩秋の頃に実の表面に白っぽい粉をふいた時期が最も美味になって、果実酒などに利用されます。


ピラカンサの実

ゆうひの丘のあずまやの脇に生えているピラカンサに真っ赤な実が鈴なりに付いています。ピラカンサはバラ科の常緑低木で、ヨーロッパ南部~アジア西南部原産のトキワサンザシや、中国西部原産のタチバナモドキなど数種をまとめてピラカンサと呼んでいます。耐寒性、耐暑性に優れ、春には白い花を咲かせ、秋には果実がたわわに稔って美しいので、生垣やトピアリー、盆栽などに仕立てられます。
桜ヶ丘公園171106ヤブミョウガ連結.jpg 上:トキリマメの実 / 下:ヤブミョウガの実

トキリマメの実

ひぐらし坂脇や思い出の道際の灌木などにつるを絡ませたトキリマメの実が赤く色づいています。トキリマメはマメ科のつる性多年草で、関東地方以西の本州、四国、九州の山野に自生しています。果実は豆果で、扁平な長楕円形をしており、晩秋に明るい赤色に熟します。その後、莢の皮が乾いて薄くなり、最後に莢が割れてその中から楕円形をした光沢のある黒色の種が2つ顔を覗かせます。


ヤブミョウガの実

公園内の日陰で湿気のある草地に群生しているヤブミョウガの球状の実は初めは緑色だったのが、今はすっかり真珠のような光沢のある青黒い色に変化しています。ヤブミョウガはツユクサ科の多年草で、関東地方以西の日本、中国、台湾の湿りけの多い林縁などに自生しています。ヤブミョウガという名前の由来は、藪のようになった草地に生えていて、葉がミョウガに似ていることから来ています。

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