2019年3月 7日
小山田緑地の「春の訪れ」
2月もあっという間に過ぎ、もう3月。
ウグイスのさえずりが聞こえ始め、園内の梅や花壇のフクジュソウはもう満開です。
本園に植樹されているアンズも咲き始め、動植物ともに春に向けて少しずつ動き始めているようです。
ツクシ
ツクシはスギナの胞子茎で、春になると田んぼの畦や道端などどこにでも群生し、顔を出します。ツクシは胞子を飛ばし終わると地上部は枯れますが、地下茎はその後も生き続け、スギナが出てきます。
フキノトウ
春といえばフキノトウ。園内にも少しずつ顔を出し始めています。フキノトウは土の中で地下茎を横に伸ばしながら成長し、春になると花茎が現れてフキノトウとなります。地下茎は有毒のため食べることはできません。
オオイヌノフグリ
オオイヌノフグリは春を一番に知らせてくれる春の風物詩。立春が過ぎてから少しずつ見かけていましたが、春めいた日が出始めた今では草地にたくさんのオオイヌノフグリが見られます。
カントウタンポポ
日本在来のタンポポ。外来種のセイヨウタンポポに追われ、数が減っているタンポポですが園内ではよく見ることができます。花裏の緑色の部分が反り返らないのがカントウタンポポ、反り返るのがセイヨウタンポポです。
アンズ
本園運動広場横に植栽されています。梅に似ていますが萼片が反り返るなどの特徴があり、果実はジャムなどによく使われていますね。まだ咲き始めですが、暖かくなるにつれどんどん咲きだすでしょう。