2018年4月12日
小山田緑地の4月中旬の植物
本園下池~調整池にかけて、イチリンソウがたくさん咲いていて見頃をむかえています。
サービスセンター横のウワミズザクラも花を咲かせ、今年は去年よりも全体的に花期が早いようです。一日ごとに表情を変えているので、職員も見逃さないよう注意したいと思います。
ヤマルリソウ(山瑠璃草)
瑠璃色から淡紅紫色の草丈5~7cmほどの小さな花です。本種の仲間でこの属を代表する「ルリソウ」に似ていて、ルリソウよりやや粗野な印象がするところから「ヤマ」とついたようです。
ムラサキケマン(紫華鬘)
紫色の花を茎の上部にびっしりと総状につける本種。傷つけるとやや悪臭がします。園内では本園、梅木窪、大久保分園で見ることができます。
チゴユリ(稚児百合)
明るい雑木林の下やへりに生え、梅木窪分園や本園の林床で群生しています。花が下向きに咲くので、上から見下ろしながら歩いても葉の影などでなかなか見つけにくい・・・。
チゴユリ(花アップ)
葉や全体の姿はミヤマナルコユリやホウチャクソウなどとも似ていますが、全体に小さく、花弁が筒状にならずに開いているのが特徴です。この小さなかわいらしい花を稚児(子供)にたとえて、チゴユリ(稚児百合)という名前がついています。