お知らせ

2017年2月 9日

小山田緑地の「ぺんぺん草」

ナズナの花が昨年末頃から咲いています。町田育ちの私は、幼少期に音を鳴らして遊んだこの植物を“ぺんぺん草”と呼んでいました。標準和名の「ナズナ」は「撫でたいほど可愛い菜」等が語源と言われますが、一方では“貧乏草”などとありがたくない名でも呼ばれ、実に100以上の呼び名があるそうです。ナズナは食べ物の少ない時期に貴重な食料となっていた「春の七草」でもあり、草遊びにも使われた身近さゆえに、様々な呼び名を持つに至ったのでしょう。
小山田緑地170207 (78).bmp ナズナの花 花は小さく地味で、取り立てて可愛いという印象はないのですがどうでしょうか。梅木窪の奥に位置する、飛び地になっている園地ではまとまって咲いていて見やすいと思います。
小山田緑地170207 (62).bmp ナズナの果実 花を見てもピンとこない人も、三角形のこの果実を見れば思い出すのではないでしょうか。茎を素早く回して果実をぶつけ合い、「パチパチ」と音をたてるのが私の周りでのぺんぺん草の遊び方でした。
小山田緑地170207 (64).bmp ナズナの種子 12月頃から開花しているので、今の時期には完熟した種子をつけている個体を見つけることもできます。三角形の果実はまん中から割れ、風に吹かれて細かい種子が中からこぼれて出てくるのです。
小山田緑地170207 (68).bmp ナズナの根生葉(ロゼット) 冷たい風や乾燥を避けながら地際にだけ葉を広げ、効果的に光を受ける植物の形態をバラの花に似ていることから“ロゼット”と呼びます。ナズナのロゼットは「春の七草」として、食べ物の乏しい冬に貴重な栄養源でした。

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